「ダム」という言葉

 ダムとは、河川などの水を堰き止めて、水を貯めたり、水位を上げたりするために建設される構造物のことです。

例えば、広辞苑は、ダムとは「発電・利水・治水・保全などの目的で河海の水をためるために河川・渓谷などを横切って築いた工作物とその付帯構造物の総称」としています。

なお、古くは「堰堤」と呼ばれていたようで、広辞苑にも堰堤はダムである旨の記述があります。
 
一方、類似の施設として堰があります。ダムは高さが高く、堰はダムほどの高さはなく、横に長いといった感じがしますが、大規模な堰を想定すると両者の区別は必ずしも明確ではないように思われます。
 
なお、日本語の「ダム」は、英語の Dam を、その発音をカタカナで日本語表記にしたものですが、英語のDamという言葉は、必ずしも高さの高いものだけを指すのではなく、高さの低い、日本では通常堰と呼ばれているようなものも含んでいるようです。
 
また、国際的には、「大ダム」(large dam)という言葉が使われることがあるようで、例えば、国際大ダム会議(International Commission on Large Dams、1928年創立、世界85カ国参加)という国際的な組織がある。

そこでは世界のダムをダム台帳に登録していますが、登録対象ダムは高さが15m以上と、高さが5m以上で貯水容量が300万m3以上のものになっています。


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