クロマツの苗木を遠州灘海岸に植樹

クロマツの苗木を遠州灘海岸に植樹抵抗性クロマツの苗木を遠州灘海岸に植樹


 市民の手で松林を守っていこうと、遠州灘海岸の松林と北遠の山々の保護活動に取り組んでいる浜松市内のグループ「根っこの会」(島久代会長)は十七日、県西部農林事務所や一般市民の協力で「海岸林を楽しく守り隊」を編成して、松枯れに強い抵抗性クロマツの苗木を同市小沢渡町と篠原町の境界付近の海岸林に植樹した。 (堀内孝義)

 根っこの会員や地元の女性や子どもを含む一般市民ら二十六人が隊に参加し、同海岸林の林野火災の跡地に集合。同会事務局の小島むつみさんが「何とか松枯れを止めたい。県の協力で出来ることから考えていきたい」とあいさつ。

 磐田市の樹木医の正木伸之さんが海岸での植樹について「砂の性質は一様でなく、水を吸い込まない所もある」などとポイントを説明。県西部農林事務所職員の藤田巌さんが松枯れ対策の協力を呼びかけた。

 全員で海岸林内を散策して松林を観察しながら、正木さんから説明を受けた。このあと林野火災の跡地に戻り、みどりの募金で購入した抵抗性クロマツの苗木(約三十センチ)三十本を植樹し、チップ材を周囲に置いて、参加者の名札を取り付けた。

 午後は新津公民館で正木さんや藤田さんを囲み「松枯れをゼロにする方法」について具体的なアドバイスを受けた。

 根っこの会の島会長は「これまでに中田島の二カ所に植栽した松と併せ、下草刈りなどを続けて海岸林を守っていきたい」と話していた。
中日新聞2007.03.18


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