導流堤が浸食に影響

浜松市の中田島砂丘で海岸浸食が進んでいる問題で、馬込川河口の導流堤が浸食に影響を与えている可能性があることが、東京大や豊橋技術科学大の教授らでつくる「遠州灘プロジェクトチーム」の調査で分かった。

浜松市中区で24日にシンポジウム「天竜川・遠州灘の土砂の動きの解明とその管理に向けて」で発表された。
 
同チームは昨年8月、馬込川河口から海に延びる導流堤の東西の海岸に異なる色の付いた砂を投入し、3カ月間にわたって着色砂の移動の状況を調べた。

同川の河口周辺では海を漂う砂は西に移動していくが、今回の調査で、導流堤の西側の砂はさらに西に動いたのに対して、東側の砂は導流堤を越えて西側に流れなかったことを確認した。
 
中田島砂丘については、通常は西風によって砂が東側に移動するが、砂丘西側の保安林が障害となって砂が供給されず、砂丘の砂が西寄りで減ったことも報告した。
 
発表した佐藤慎司東京大教授は「導流堤が土砂を止めている」と指摘した上で、下水道処理施設から馬込川に放流される排水管に砂を流すことで、同川を経由して河口西側に砂を供給するアイデアを提案した。
 
シンポジウムは文部科学省の科学技術振興調整費事業の一環。浸食の仕組みを解明し環境保全と防災を両立させるため平成18年度から始まった学術調査「遠州灘プロジェクト」に取り組む研究者7人が中間報告し、地域住民や行政関係者ら約200人が聴講した。

静岡新聞 2009/01/25


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